今だから話せる「公務員を辞めた理由」~独立2年後の振り返り~

こんにちは。元公務員ライターの新美(@inaka_free213)です。

そういえば私、「なぜ公務員を辞めたのか」…このブログでお話ししてきませんでした。

辞めた直後は話しづらさもあり、生活費を稼げるようになるのに必死だったのもあり、

なんだか話しにくかったんですよね。

でも、GWのラスト3日間、放置ブログなのに急にPVが倍に伸びて、

それがきっかけで、今更ですが「やっぱり話そうかな」という気持ちになりました。

きっと、以前の私のように「GW明けが怖い」「毎朝また絶望感に襲われる」

と憂鬱な人もいるのではと思ったからです。

こんな人もいるんだ、こんな選択肢もあるんだと、つらい誰かの気持ちの支えになれれば嬉しいです。

理由1:理想の人生を実現するのに、フリーランスが最適だと思ったから

そもそも私が公務員を目指したのは、「家族が困っている時に迷わず時間を使える、温かい家庭を築きたい」と思ったからです。

家庭を築くにあたり、影響の大きい要素は「相手」と「仕事」だと思っていたんですが、

相手はコントロールできないので、仕事をコントロールしようと思いました。

当時フリーランスという選択肢が全く頭になく、今のようにクラウドソーシングも一般的ではなかったので、

「比較的残業が少なく、結婚・出産しても続けやすい職場」として公務員を志望しました。

しかし、実際に公務員として働いてみたところ、最初の部署は毎週土日出勤・月100時間を超える残業など、

人や仕事内容が良くても「残業が少ないこと」を望める環境ではない、ということを知りました。

とはいえ残業が多いのは民間企業も同じ…と悩んでいたところ、

自分で仕事量を調整できる「フリーランス」という働き方に出会いました。

「家族に合わせて仕事量をコントロールできるし、出産後も自分のタイミングで復帰できる…!!」

時間も場所も選べる自由な働き方に、「私の理想を叶えるなら、フリーの方が良いのでは?」と思い始めました。

理由2:現役フリーランスに会って、フリーランスで生計を立てられるイメージが付いたから

とはいえ、「会社に属さず本当に稼げるの?」「ずっと仕事を取り続けるなんてことができるの?」など、

不安は尽きませんでした。

ひたすら情報収集を続けていたそんな時、Twitterで「田舎フリーランス養成講座(以下、いなフリ)」に出会ったのです。

田舎への移住体験を兼ねた、1ヶ月の合宿型講座。最初は正直、うさんくさいと思っていました。笑

でも、「いろんな業種を少しずつ学べるなら、自分に向いた職業も見つかるかもしれない…」

そう思い、おそるおそる事前面談を受けに、会場の千葉・浜金谷へ片道2時間かけて向かいました。

そこで出迎えてくれたのは、いなフリの創始者である山口さん(@ikechan0201)。

忙しい中、いなフリの概要はもちろん、

「どれくらい作業をすればいくら稼げるのか」「どういう働き方があるのか」

ということを、具体的に教えてくれました。

しかも、まさかの同学年。それで講座まで主催して稼いで…す、すごい!!笑

同じようにはいかなくても、彼の半分、1/4でも結果を出せれば普通に生きていけるということがわかり、

周りにはまったくいなかったフリーランスの実態に触れたこと、実際に「できるかも」と思えたことで、

「フリーランス、やってみよう!」と決意することができました。

理由3:「人生、ネタ」だと思っているから

最後に、これはとても個人的な理由なのですが…笑

私は「人生、全てネタ」だと思っています。笑

人生に意味なんてないし、かといって捨て鉢になるわけではないけど、

ちょっとくらい冒険しても死なないし、むしろネタになるならいいじゃん!と思っています。

安全だけど人と同じ、自分で「つまらない」と感じてしまう人生は嫌だったのかもしれません。

公務員を辞めるとき、「もっと我慢できなかったのかね…」と言ってきた先輩もいたし、親にもだいぶ反対されました。

でも、私の人生は私のものだし、成人して経済的にも自立しているなら、何をやっても自己責任だと思います。

日本なら失敗したって死にません。バイトもあるし生活保護だってあります。

そう考えると、方向が180°違うからといって、転職くらいで死にゃしない!と最終的には思えました。笑

社会的地位も経済的安定も、長く生きていくにはとても大事なことだけど、

人生をふと見つめなおしたときに、優先順位がめちゃくちゃになっている自分に気が付きました。

仕切りなおす勇気を出すために、「人生、ネタ!!」という言葉でなんとか再出発を切ったのでした。

まとめ:辞めたいなら情報収集、そして最後に少しの勇気

辞めた理由は他にもこまごまあるのですが、大まかにこんな感じです。

あとは「ケアレスミスの多い私に、税金を扱う仕事は向いていなかった」というのもあります…。笑

当時は「公務員の地位を手放したら死ぬんじゃないか、人生終わるんじゃないか」と思っていましたが、

会社に属さなくても十分働けています。

選択肢は無限にあるし、十分な準備と情報収集をしたうえで納得して辞めるなら、

公務員を辞めるの、私はありだと思います。

もし辞めたい・私に話を聞いてみたいという方は、

カフェトークというところでオンライン転職相談をお受けしていますので、もしよかったらご連絡ください。

詳細はこちらの記事をどうぞ→「公務員を辞めたい方の相談、乗ります。

※日時は相談可・Skypeまたは電話での相談も可能です。

…一応、公務員を辞めることを勧めているわけではありません。笑

違うステージで働きたいけど、情報が少ない…と思った方の手掛かりになれれば幸いです。

日本には今、390万人(※)のフリーランスがいると考えられているそうです。

これを知っただけでも、「え、意外と多い…」「自分にもできるかも…」と思った方はいるのではないでしょうか。

公務員を辞めたいと思ったら、ひたすら情報収集することをおすすめします。

結果、「やっぱり公務員が一番」と思えればそれでいいし、

「転職するぞ!」と決意が固まればそれもまたいいですよね。

つらいまま、その場で我慢を続けるのが一番心によくないことだと思うので、

もし辞めたいと思った方は、納得いくまでネットで調べたり、人に会ったりしてみてくださいね。

きっと今の場所から、少しずつ前に進んでいるはずです。

※:独立行政法人 労働政策研究・研修機構(JILPT)「雇用類似の働き方の者に関する調査・試算結果等(速報)」(2019)

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ABOUTこの記事をかいた人

ライター/田舎フリーランス養成講座講師。 初月17万達成。FMラジオ「たくまのkokoroここからだ!」出演。note「元公務員ライターが教える、未経験から初月17万円稼ぐ17の方法」発売中。1988年生まれ。法政大学卒業後、都内某役所で5年間勤務。田舎フリーランス養成講座を受講後退職、独立。