こんにちは、元公務員ライターの新美(@inaka_free213)です。
「公務員を辞めてフリーランスになりました!」と言うと、
「なぜそんな安定を捨てたんですか?」「真逆の職になぜわざわざ?」とよく聞かれます。笑
理由は別の記事で今後お話しする予定ですが、実はフリーランスも保障ゼロじゃないんです。
2017年に設立された「フリーランス協会」をご存じでしょうか。
会員になると賠償責任保険が自動付帯されるほか、任意でケガ・病気での入院時に収入を補償してくれる、所得補償保険にも入れるんです。
しかも所得補償保険は団体加入だから、掛け金が個人で入る場合の約4割引…!
今回はそんな「フリーランス協会」についてご紹介したいと思います。
目次
フリーランス協会とは、「フリーランスのための非営利団体」

フリーランス協会の正式名称は、「一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」。
フリーランスによる、フリーランスのための非営利団体です。
代表理事の平田麻莉さんは、
「これからは誰もがライフイベントやキャリアステージに応じて、多様な働き方を行ったり来たりしながら、 自律的にキャリアを築ける世の中にしていきたい(公式HPから引用)」
と、フリーランス仲間とともに同協会を設立。
私も会員になり、取材で何度かイベントにお邪魔しましたが、とても意欲的で幅広い活動をされている団体という印象を受けました。
会員になるメリット
会員になるメリットがとにかくたくさんあるので、まずは箇条書きでお伝えします。
- フリーランスデータベースへの登録
- Chatwork無償アップグレード・会計サービス・弁護士相談などの独自優待
- 全国のコワーキングスペースの優待サービス
- 協会ロゴ・一般会員No.の使用で信頼度UP
- 業務遂行中の対物・対人の事故・情報漏えいや納品物の瑕疵・著作権侵害や納期遅延などにまつわる賠償責任補償
- 大手企業も利用する福利厚生サービス「WELBOX」
- ケガ・病気などの入院時の喪失所得を補償する、所得補償制度(任意加入)
会員になる手続き
無料会員と一般会員がありますが、ここではほとんどのサービスが受けられる一般会員の手続きについてご紹介します。
- 業種形態・メールアドレス・パスワードの設定
- 身分証写真(健康保険証や運転免許証、パスポートなど住所が確認できるもの1点)のアップロード(スマホで撮っても可)
- クレジットカードまたはデビットカードの登録
これらを全てオンラインで設定し、あとは先方の本人確認が問題なく終われば無事一般会員になれます。
一般会員の年会費は10,000円。月額で割り返すと約833円です。
優待の一つ「Chatwork無償アップグレード」は月400円なので、これだけで約半額もとを取れていることになります。
しかも年会費は経費として計上可能。領収書もマイページからダウンロードできるので安心です。
私は2018年2月に加入しました。本人確認に2営業日かかるとのことですが、当日中に承認されました。
ケガや病気も怖くない!?所得補償制度とは

一般会員になると、自動付帯の「賠償責任補償」「福利厚生サービス 『WELBOX』」に加え、「所得補償制度」に任意加入できるようになります。
賠償補償は大手保険会社4社による共同保険であり、万が一賠償金を払うような事態になった時、保険会社が代わりに賠償金を払ってくれます。
福利厚生サービス「WELBOX」は、全国3,000施設の健康診断や人間ドック、映画チケットや温泉施設入場券の割引などが、第二親等まで利用できます。
そして、所得補償制度は、「ケガや病気をしたら収入が0になってしまう…」といったリスクに備える、任意加入の制度です。
この加入は任意かつ有料ですが、補償の少ないフリーランスにとって大きな味方と言えます。
例:保険期間中に全治3ヶ月のケガで入院し、就業不能になった場合
所得補償プランに加入すると、「支払い対象外期間」として設定されている「7日間」を除く日数に対し、
最長1年間、保険金を補償として支払ってくれるのです。
つまりこの場合、3ヶ月=90日とすると、
90日-7日=83日間
の間、保険金が支払われます。生活費の心配をせず、ゆっくり治療できますよね。
ちなみに、ライターなどの事務職の場合、掛け金は1口あたり54円(満25~29歳の場合)です。
上記のように就業不能になった場合、1口につき1万円/月の保険金がおりるので、
例えば毎月20口分掛け金を支払っていれば、もしもの時、月20万円も保険金がおりるのです。
ただし、口数は過去の所得によって制限があるので、注意が必要です。
私の今の掛け金は、月1,797円
私の場合はまだ社保を継続していることもあり、10口までしかかけられていませんが、
それでももし就業不能になったら月10万円は補償されることになります。
掛け金は66円(満30~34歳)×10口+145円(入院初期費用保険料)=805円/月
です。
たった月805円で、もしもの時の安心が買えるなら、とても安いですよね。
他にも、1年間を超える就業不能になった場合にも補償してくれる「長期所得補償プラン」、
「障害補償プラン」「親孝行サポートプラン」など、さまざまな保険に加入することができます。
私は怖がりなので所得補償プラン+長期所得補償プランに加入していまして、
掛け金はそれぞれ10口・2口(1口につき5万円/月の補償)で月々1,797円です。
30代から加入しても、月々2,000円以下の保険料で、これだけの補償をしてくれます。
加入にはまずこのページの左下から資料請求を行い、専用用紙に記入の上、郵送での申し込みが必要です。
ちょっと様式は面倒ですが、医師の診査が不要かつ「損保ジャパン日本興亜」が手掛けている保険です。
安心して働くためにも、一度検討されてみてはいかがでしょうか?
映画も500円引きに!?福利厚生もたくさん!

一般会員のメリットとして、もう一つ私がよく利用しているものがあります。
それは、福利厚生サービス「WELBOX」。
健康診断や映画・温泉施設のチケットが割引になるサービスです。
例えば、TOHOシネマズの優待チケット(電子チケット)。
これに申し込めば、通常1,800円する映画チケットが、なんと1,300円で購入できます!
レディースデーなど、映画館独自のもっと安い割引もありますが、
気になる映画の公開日に合わせたり、空いた日に急に見に行きたい!という場合、この優待はとても便利ですよね。
毎月映画を見る人なら、500円×12ヶ月=年間6,000円のお得に!
上記のチャットワーク優待(年4,800円)とあわせると、年会費は完全にもとを取れます。
他にも、
- スパラクーア 利用料金 2,850円 → 2,100円
- 東急ハンズ 5%割引
- マツモトキヨシ 利用金額の1%をWELコイン還元
など、有名どころのお得な優待がたくさん!
他にも、税務や健康相談が無料など、さまざまなニーズに応えるメニューが揃っています。
フリーランス協会公式HPから、WELBOXのデモページが見られるので、気になった方は是非チェックしてみてください。
見ているだけでも楽しいですよ!笑
まとめ:フリーランスなら入らなきゃ損!

自由と引き換えに、その不安定さがよくクローズアップされるフリーランス。
しかし、最近はフリーランス協会のように、フリーランスの福利厚生をバックアップしてくれる団体も誕生してきています。
そのほか、退職金を積み立てられる小規模企業共済や、年金を準備できるiDeCo(イデコ)など、利用できる制度はいくつもあります。
(今後記事に書こうと思います)
フリーランスを目指す方、フリーランスになった方はぜひ、賢く利用してお金の不安をなくしていきたいですね。
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
※この記事は、2019年5月9日の情報をもとに執筆しています。
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