「元公務員」を名乗ることのメリットと弊害

こんにちは、元公務員ライターの新美(@inaka_free213)です。

「元公務員ライター」を名乗って2年。いろいろなことがありました。

「元公務員」を名乗るかどうかは、正直好みでいいと思うのですが、

最近公務員を辞めてフリーランスになる方が増えてきたので、

「元公務員」を名乗ることのメリットと弊害についてお話ししようと思います。

メリット1:「真面目そう」と思ってもらえる

あるクライアントさんに「なぜ私を選んでくれたのですか?」と聞いたところ、

元公務員だし、仕事をしっかりしてくれそうだから」と言われたことがあります。

他の方にも何度か言われたことがあるので、人によっては「真面目そう」「しっかり仕事をしてくれそう」と思ってもらえるようです。

ライター界における「仕事をしっかりしてくれる」は

  • 納期を守る
  • レギュレーションを守る
  • 返信が遅くない

なので、そういう当たり前のことができればイメージを裏切ることもありません。

メリット2:公的な組織がらみの仕事をもらいやすい

1回目のクリエイターEXPOでは、「元公務員ライター」を前面に出して営業したのですが、

半公半民の企業や、自治体から仕事を受注している組織の方に複数お声がけいただきました。

役所内部の特殊な雰囲気をわかっていることがプラスだ」と言われたこともあります。

公務員はある意味特殊な仕事なので、「それをわかっているなら話は早い」と、自治体関係の仕事をしている方からのうけはとてもいいです。

メリット3:元公務員仲間が増える

しばらくTwitterの名前を「新美友那@元公務員ライター」としていたり、

「元公務員」で検索一位を取ったりしていたことも手伝って、

元公務員のフォロワーさんがとても増えました

公務員向けの転職相談を仕事にしているのも理由だと思いますが、

ブログや相談を通じて「新美さんのブログと出会えてよかったです!」と連絡をくださる方も

フリーに転向してそろそろ2年が経ちますが、

やっぱり元公務員の仲間がいるのは心強いです。笑

フリーになるなら、不安な中でもお互いの情報交換したり生き方を参考にしたりできるので、

元公務員仲間が増えるのはとてもいいことだと思います。

弊害1:嫌味を言われることがある

たまにですが…

「公務員みたいな良い仕事を辞めてフリーだと?なめてんのか?」

「自分なんか公務員になりたくてもなれないのに、その地位を捨てるのか?」

…とはさすがに言われませんが笑、意訳するとそのような態度を取られることはあります。(ガチ)

某フリーランス系の飲み会で、初対面の大学生男子に「市役所を辞めてライターをやっています」と言ったら

「僕なら辞めませんけどね!!」と急に怒って行ってしまわれたことがありました。

あとはクリエイターEXPOで、明らかに企業の方ではなさそうなおじいさんに「公務員なんてな~、座ってるだけで金がもらえていいなあ?」

と、なぜか「元公務員」なのに言われました。笑

まあ、もちろんほとんどの方は態度に出されませんが、

「なんで辞めるの?」と聞いてきて「いや~もったいないねえ~(ニヤニヤ)」と言ってくる方も一定数いらっしゃるので、

そういう反応は覚悟した方がいいかもしれません。

理由を説明しても、いまいち理解してもらえないことが大半です

この反応に疲れた私は、一時期「『元公務員ライター』って名乗るのやめようかなあ…」

と思っていましたが、結局メリットも大きいし、「公務員やったことない人に言われてもね」と思い直したので続けています。笑

弊害2:身バレの可能性が上がる

私みたいに顔出し・本名出しの方は関係ありませんが、

前職の方にバレたくない場合は、あまり言わないほうがいいかもしれません。

私も前職の場所までは特定されたくないので、わかるようなことはつぶやかないよう気を付けていますが、

やっぱりわかる人にはわかるので、慎重にいきたい方にはおすすめしません。

ちなみに本名を出していると、当然前職の方にはブログとか見られます(ダメ出しもらったことありますw)。

弊害3:答えられない相談が来る

たまにですが、TwitterのDMで

「公務員を目指している大学生です。今からでも間に合いますか?」

みたいなご質問を頂くことがあります。

知らないと損する!?公務員試験に半年で受かる3つの方法」という記事を書いたりしているせいもあると思いますが

たまにとはいえそういう相談は土日に頂きがちで、しかも役立つ答えもできないのでなかなかヘビーです(なので、今はお答えしていません)。

公務員を辞めたい方からもちらほら相談を頂いており、それはCafeTalkで有料でお受けしているのですが、

相談を仕事にしない場合、どう対応するのが適切かは考える必要が出てくるかもしれません。

まとめ:相手の「公務員像」によっては嫌な顔をされることも。それを踏まえて名乗ろう

私が「元公務員ライター」と名乗っている理由は

  • 会話のきっかけにしやすいから
  • 強みが一目でわかるから(職歴あり・公務を知ってるなど)
  • 他のライターさんと差別化できるから

の3つです。実感もあるので、元公務員を名乗る効果は確かにあると思います。

ただし、相手が公務員に「楽で美味しい仕事」のようなイメージを持っている場合、嫌味を言われることもあります。

「元公務員」を名乗るかどうかは好みでいいと思いますが、

名刺やブログのヘッダー画像に入れると簡単には変えられないので、

判断する時の手掛かりになれば幸いです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

ライター/田舎フリーランス養成講座講師。 初月17万達成。FMラジオ「たくまのkokoroここからだ!」出演。note「元公務員ライターが教える、未経験から初月17万円稼ぐ17の方法」発売中。1988年生まれ。法政大学卒業後、都内某役所で5年間勤務。田舎フリーランス養成講座を受講後退職、独立。