こんにちは、元公務員ライターの新美(@inaka_free213)です。
フリーランスに興味のある皆さん、「駆け出し時代の生活費」ってどうすればいいのか不安になりませんか?
私は独立から9ヶ月間、千葉の田舎でシェアハウス暮らしをしていたので固定費を下げられましたが
「とはいえ都心からは離れられない」「シェアハウスは怖いし実家も頼れない」という方もいると思います。
そんな方にぜひ読んでほしいのが、この『おひとりさまのゆたかな年収200万生活』です。
シリーズ累計7万部を突破したこの本は、
アラサー・フリーランス漫画家・東京1人暮らしの著者・おづまりこさんが
実際に年収200万円の範囲内で楽しく生活している様子を具体的に描いています。
「そこまで節約しなくていいんだけどな…」という方にも、
- ごはん編
- 暮らし編
- ファッション編
- お楽しみ編
とカテゴリ別に分かれているので、どれかがきっと参考になるはず。
お金の使い方を見直したい方や、今フリーで出費を減らしたい方に向けてこの本の感想を書いていきます。
目次
月12万円で無理なく楽しく生活。貯金も年約40万円!?
この本は、著者のおづさんが派遣OLを始めて約2年、「そろそろ貯めないとマズイかも…」と思うところから始まります。
支出の記録から始めて節約に挑戦するおづさんですが、月の予算はなんと12万円。
東京で一人暮らしをしているとかなりきつい予算では…と思いましたが、その予算の内訳も13pに公開されています。
その一部がこちら。
- 家賃:63,000円
- 食費:20,000円
- 通信費:8,500円
- 光熱費:7,000円
- ファッション費:6,000円 (以下略)
※引用:『おひとりさまのゆたかな年収200万生活』p13
私が以前都内で一人暮らしをしていた時も家賃は62,000円だったので、とても現実的な数字であることが分かります。
そしてこの後、エンタメ費、生活用品、交通費…と続くのですが、どれもやはり控えめな金額。
それぞれの予算を具体的にどのように使っているのかは、以降イラストと商品名、値段つきで紹介してくれます。
ちなみに、1年の予算は月の予算×12に医療費、社交費などを足して約160万円。
年収200万円でも、1年で約40万円は貯金できることになります。
しかも、読んでいただければわかるのですが、友人との宅飲みや旅行、服や美容室にもお金を使っているので
節約に節約を重ねた貧乏生活…!という雰囲気は全く感じられませんでした。
日々の小さな幸せを見つけつつ、それを最大限感じられるようお金を使っている、という印象で
これなら幸福度は下がりにくそうだし、お金もたまるだろうな…と、「満足の仕方」を学んだ気がしました。
フリーランスは見習うべき!?レシートで簡単支出チェック
おづさんのすごいところは、さらにしっかりと日々のレシートを管理し、支出をチェックしているところです。
毎年確定申告に悩まされているにもかかわらず、経費の領収書を毎月入力しないズボラフリーランスの私は、
「到底かなわない神のような存在だな…すごすぎ…」と正直思いました。笑
しかしその管理方法は意外と簡単で、買ったものの種類別に蛍光ペンで色付けし、
月ごとに封筒にいれ、100均のフタつきケースに入れて保管しておくだけ。
これなら、ちょっとできそうな気がしてきませんか?
色分けは、
- 消費…水色(日常生活で必要なコト・モノ)
- 浪費…ピンク(使い過ぎ 必要がないコト・モノ)
- 投資…黄色(将来の役に立ちそうなコト・モノ)
の3種類だけ。
封筒に入れる前に色ごとにレシートを分けてクリップで留めると、どこにどれだけお金を使ったかがなんとなくわかります。
このとき、ついでに確定申告の入力もしてしまえば楽ですよね。笑
おづさんはこの後、さらにノートに反省点を書かれていますが、
正直「色分け→封筒に保管」だけでも、十分支出管理しやすくなると思います。
この方法を始めてから、おづさんは数ヶ月でどんどん「浪費」のレシートが減ったそうです。
見習いたい…!そして、ゲーム感覚で浪費を減らせたらちょっと楽しそう。
簡単おいしいズボラレシピも。「ついで」旅で心もリフレッシュ!
ここまで読んで「え…そんな大変なこと無理…」と思った方は、ぜひ「ごはん編」だけでも読んでみてください!
月2万の食費でやりくりしているおづさんは、自炊のアイデアも豊富で具体的なレシピも書いてくれています。
p44~45の肉味噌・肉そぼろは明日から作れそうなほど簡単だし、1食100円以下ととても安価。
これらを使ったアレンジ料理として、イタリアンそぼろやボロネーゼスパゲティのレシピもあり、
節約レシピ本としても役立ちます。
それもそのはず、おづさんは以下のような本も出版されており…
私も『おづまりこの ゆるっとたのしいおうち飲み』を持っています。笑
また、おしゃれな多国籍スーパー「KALDI(カルディ)」の活用法もよく出てくるので、
私のようなカルディファンの方にもおすすめです。笑
また、もう一つおすすめなのが「お楽しみ編」に出てくる「ついで」旅行です。
兵庫県出身のおづさんは、帰省に一回36,000円使うそうなのですが
せっかくだからとそこに旅費10,000円を足し、京都に寄ることに。
日程をかぶせれば交通費が浮きますし、
たった10,000円でも、人気のラーメンを食べて、友人とお茶して、BOOK AND BED KYOTOに泊まって…と
かなり盛りだくさんな楽しみ方をされていました。
こんな風に旅行にも行けるなら、200万円生活も楽しくできそうな気がしてきませんか?
まとめ:知恵があれば安く楽しく生活できる!そのノウハウも仕事になるかも?
一通り読んだ感想として、「なんとなく買っているもの、ないか見直そう…!」と節約心に火が付きました。笑
何より、本の中のおづさんが幸せそうで楽しそうなのがとても素敵です。
節約というと「辛い」「我慢」「大変」というイメージがありますが、
おづさんの「ゆる節約生活」はそういうマイナスイメージはほとんどなく、
「予算をちょっとくらい超えてもOK!」「続けることが大事。来月頑張ろう!」と習慣化することに主眼を置いています。
いきなり200万円生活にすることもできそうなくらい、具体例の多い本ですが
自分にできそうな部分、やってみたい部分を真似するだけでも、すぐ・楽しく節約効果が出ると思います。
そして、その様子をブログに書いて毎日更新すれば、結構PVも増える気がします…!!笑
というのは冗談ですが笑、「お金に不安があるけど、きつい節約はしたくない」という方にはぜひ読んで頂きたいです!
ちなみに、続編も出ているので気になった方はこちらもぜひ。
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